躁うつ病の症状を把握する~心のSOSに気付いてあげよう~

女性

気分の落差が激しい病気

看護師

電気けいれん療法の効果

人間には誰でも落ち込んだり有頂天になったり、その時の状況によって気分が変化することはあります。しかし時間が経過すれば、いつもの落ち着いた精神状態に戻るのが普通です。ところが自分の感情とは無関係に、気分が高揚したり落胆したりすることがあるのです。そのような症状を躁うつ病と呼んでいます。躁病とうつ病の状態が交互にやってくるのです。気分が良すぎたりハイになったりするのが1週間続く状態を躁病と呼びます。この状態は仕事にも熱中してエネルギッシュになります。そして怒りやすく、集中力に欠けて暴力をふるうこともあります。特徴は誇大妄想の症状が表れることです。反対にうつ病というのは、一日中憂鬱で気分が晴れない状態が2週間ほど続きます。うつ病で最も注意すべきなのは自殺です。仕事にいけなくなり、ベッドから起き上がることもできなくなります。この両方の症状が繰り返し表れるのが躁うつ病です。治療法としては薬物療法と精神療法が行われます。抗精神病薬や抗うつ薬などが処方され、認知行動療法や対人関係療法などが行われます。最近はECTと呼ばれる電気けいれん療法が注目されています。かなり効果のある治療法なので、今後は第3の治療法として多く行われていくはずです。

家族の接し方が大切です

躁うつ病と診断された家族がいる場合、接し方が大事になります。患者自身は社会生活に障害が起こって自宅に閉じこもりがちになりますので、常に接することができる家族の対応が症状にも影響するのです。躁うつ病の場合は躁状態の時と、うつ状態の時とで対応の仕方を変える必要があります。躁状態の時はとにかく多弁になるのが特徴です。しかし話の内容が支離滅裂なので、真剣に対応すると非常に疲れてしまいます。そのような時は工夫が必要で、あっさりと聞き流すことです。また金銭感覚も麻痺するので、お金は家族が管理するように工夫することです。うつ状態の時には、静かに見守ってあげることが必要です。あれこれ声がけすると、それが患者のストレスになってしまいます。また自殺の兆候がないか、よく観察することが大事です。なるべく一緒にいる時間を多くして、世話を焼いてあげることも必要です。躁状態の時にしてはいけないのは、支離滅裂なことを言ってもバカにしないことです。また逆手にとって買い物をさせたりなどの工夫をすることも良い方法です。うつ状態の時にしてはいけないのは、なまけているとかしっかりしろなどと責めることです。ガンバレなどと励ますことも負担になります。躁うつ病患者を抱えた家族は、色々と工夫をして自分が負担を背負い込むことのないような対応をすることが大切です。

病気と上手く付き合おう

カウンセリング

躁うつ病の症状は気分が高揚して興奮しやすい躁状態と、逆に気分が落ち込み何もやる気が起きないうつ状態とが交互に現れます。特徴としては逸脱するということで、ことに躁状態においては社会生活に支障をきたすことも多々あります。うつ状態はうつ病のそれと見分けがつかないので、クリニック受診時には注意が必要です。

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感情に病的な波があるとき

医者と看護師

躁うつ病の症状は、単極性のうつ病の場合と違って、深い気分の落ち込みの間に、気分がハイになる期間が必ず入ることです。この躁エピソードがある故に、うつ病と躁うつ病の治療は全く異なったものになります。躁うつ病の患者さんは、うつ状態のときよりも、躁状態の時の方が問題行動を起こす可能性が大きく、要注意です。

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うつの治療

医者

躁うつ病は症状の現れ方に個人差があり、うつ病との見極めが難しい病気です。今後は両者の鑑別が非常に重視されていくと考えられます。躁うつ病とうつ病は使用される薬にも違いがあり、処方を誤ると時にトラブルを起こすことがあるので注意が必要です。

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浮き沈みの激しい病気

疲れている男性

躁うつ病は高揚感を感じる時もあれば全く逆のマイナス思考に急に変わったりと、精神の浮き沈みが激しい病気であり、病気となってしまった人はその症状に落ち着かない生活を送ることになってしまうのです。その病気となる原因は今のところ不明となっています。

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